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教室の様子(2019年3月16日開催 入門クラス、体験クラス)

教室にご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

今回も自由が丘で開催しました。

カンナをかけたばかりのまな板だったので教室いっぱいにヒノキの香りが立ち込めていました笑

 

ご質問が多かった包丁について、お答えします。

「やっぱりちゃんとした和包丁じゃないと魚をさばけないの?」

とよく聞かれます。

ぜんぜんそんな事はありません。

魚をさばく上で大切なのはまず切れ味です。

どんな包丁でもよく切れる包丁を使わないと魚はきれいにさばけません。

よく切れる包丁ならご家庭の両刃の三徳包丁や文化包丁でも魚は十分さばけます。

 

 

大型の魚になると、背骨を切断するためにしっかりした出刃包丁が必要、という意見もありますが、

慣れないと立派な出刃包丁でも大型魚の背骨を一刀で断ち切ることは正直難しいでしょう。

力任せに押し切ろうとすると包丁の刃が欠けてしまいます。

 

大型魚の背骨が切れないときは、背骨の節(ふし)に刃を当てると、すっと切れます。

大型魚の背骨は固くて肌色の骨部分と、骨同士をつないでいる白いすじの部分があります。

この白いすじが節(ふし)で、軟骨なので刃を当てると嘘のようにすっと刃が入っていきます。

頭を落としている最中はさかなの血で背骨の節が見えにくいのですが、慣れれば節の凸凹を包丁の刃の手応えで感じ取れるようになります。

無理して大切な包丁の刃が欠けてしまうより、節部分を狙って切ることをオススメします。

 

出刃包丁の良いところはその重さにあり、包丁の重さを利用して腹骨を一気にざっと切断するときは都合がいいです。

僕は自分で釣った大型のスズキ(背骨の太さが2cm近い)も小回りの効く薄刃のペティナイフでさばいちゃいますが、

腹骨を切るときはやはり手こずってしまいます。

 

と、ここまでは実用的な話でしたが、やはりカッコいい出刃包丁や柳刃包丁を持つとテンションが上がりますし、

道具から入る、というのも全然ありだと思います!